埼玉県春日部市で先月、70歳の男性の下半身を撮影しようとした草加市の会社員の男(59)が、県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されていたことが分かった。世の中、人の数だけ「性癖」はあるとはいえ、"熟年嗜好"の男による盗撮事件は前代未聞とネット上でも話題を集めている。
県警春日部署によると、逮捕された男は先月31日、市内のホームセンターのトイレで、用を足していた被害者の下半身に向けてデジタルカメラを構えるなどした疑い。男性が「何を撮っているんだ」と声を荒らげたところ、容疑者はトイレを飛び出し店外に逃走したものの、騒ぎを聞きつけた通行人に取り押さえられた。取り調べには素直に応じ、「興味があって撮影した」と容疑を認めているという。
捜査関係者は容疑者の余罪について、「デジタルカメラに残る画像を確認中だが、(余罪の可能性はあるものの)それほど(件数は)多くはないようだ」という。ちなみに、女性を盗撮した可能性がある画像は1枚も見当たらないという。
男が男を盗撮とは、一般にはなかなか理解しがたいが、廃刊となった男性向け同性愛誌「薔薇族」編集長の伊藤文学氏は次のように言う。
「ゲイの世界は、男好きという大前提のもと、嗜好は千差万別で、高齢の男性を好む人も多い。隠し撮りはけしからんことだが、好みの男性の局部に興味を持つのは珍しいことではない」
それにしても、"ナニ"を撮った男が、「何を撮っているんだ」と一喝されて御用とは…。
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