[シネマトゥデイ映画ニュース] 東京大学出身、映画撮影時26歳だった新人監督・松本准平の劇場デビュー作、映画『まだ、人間』が、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて、全国順次公開されることが決定した。
松本監督は、東京大学工学部建築学科を卒業後、同大学院を修了。「お笑いによって世の中を変えたい」とお笑い芸人を目指して芸人養成所に通った経歴を持ち、本作も、新入社員にもかかわらず、社長に直訴して会社に休職をもらい撮影に挑んだという逸材だ。
そんな松本監督がメガホンを取った映画『まだ、人間』は、東京を舞台に、大手企業のエリートサラリーマン達也と、婚約者を失った女性ルカ、同性愛者のリョウという三人の男女の不安、迷い、絶望を浮き彫りにしていく。
出演は、自身も監督として活躍する俳優・辻岡正人、AV女優から転身し、女優として活躍する穂花、本作がスクリーンデビューとなる上山学。さらに、映画『冷たい熱帯魚』でも注目されたでんでん、数々の映画、ドラマに出演してきた女優・根岸季衣と実力派が脇を固めている。
学生仲間とNPO法人を設立し、当時荒れていた成人式でメッセージ性の強い映画を流すことを目的に監督活動を始めたという松本監督が、2012年の日本に向けて発信したいメッセージとは? 新たな才能に注目が集る。(編集部・島村幸恵)
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