ゲイニュース：LA、ポルノ撮影にコンドーム必須

ロサンゼルス市議会は昨日、市内でポルノビデオ撮影を行う場合はコンドームを着用しなければならない規則を導入するため、投票を行った。

市議会リーダーによる投票の結果、ゲイ向け・ストレート向け問わず、ポルノビデオ撮影でコンドームを使用しないことを御法度とすることに９人が賛成、１人が反対した。

世界中の150万人以上に対しサービスを提供しているAHF代表、マイケル・ウェインスタイン氏は、この出来事を『アメリカ社会のAV男優・女優およびセイファー・セックス（より安全なセックスを求めること）にとって素晴らしい日』と称した。

声明の中で彼は、以下のように述べた。「これは、立法機関がポルノビデオに巣くう問題を取り上げた最初の一例で、しかもほぼ満場一致で支持されたことが喜ばしい。いざとなれば、国民もこの処置が正当だった事を分かってくれる。」

2010年10月、24歳のポルノ男優デリック・バーツが、ゲイおよびストレートを対象とした成人向け映画の撮影現場で撮影中HIVに感染した。それ以来、彼はポルノ産業でのコンドームの使用義務化を呼びかけている。

エイズ保健基金によると、成人向け映画への出演者は一般市民に比べて10倍、性感染症に罹患しやすことを、ロサンゼルス公衆衛生統計が明らかにしているとのこと。

2004年以来現在に亘るまで、成人向け映画への出演者がHIVに感染したケースは25件にのぼると言われている。

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