マツコはとにかく他人に気を遣う。コンビニなどで支払いの列に並ぶ際は、小銭がすぐ出せるようにあらかじめ硬貨を確認しておく。自分の後ろに並んでいる人達を少しでも待たせないため、支払いに時間がかかって不快にさせないためだという。
だから公共機関の駅の券売機の前で長い列ができているのに、券売機の前に立ってからやっと運賃を確かめ財布からモゾモゾお金を出している人が許せないらしい。なぜならマツコは自分の番になったらすぐに券売機にお金を入れられるように、並んでいるずいぶん前から運賃の硬貨を手に握り締めて待っているからだ。
これは昨年放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)内でマツコが話していたことだ。マツコも共演の有吉弘行も毒舌家で有名だが、同時に"非常に周囲に気を遣う"という共通点があり、気を遣いすぎて疲れてしまうので最近では鈍感な人が羨ましいとさえ思うようになったと語る。
1月11日放送の同番組で、マツコは「もう旅館の温泉には入れない。」と話した。以前は東北へ一人旅をすることもあったそうだ。しかし世間に名前を知られるようになった今では、あの巨体では変装の仕様がないだろう。
ゲイだと公にしているので男湯に入れば一般男性は逃げ出すかもしれないし、体は男のままなので女湯にも入れない。もう昔のように、思い立って気ままに旅をする楽しみは無くなってしまったのである。
有吉のストレス解消は、時々とことん"泥酔"することだそうだ。気の合う仲間とお酒を飲んで、楽しい時間を過ごすことがストレス解消だという。だがマツコは最近、大量に酒を飲んでも全く酔わなくなったと話す。
先日も会社の内輪の人とお酒を飲んだが全く酔わず、仕方なく酔ったフリをしたが全然楽しくなかったそうだ。お酒に酔えないほど、いつも緊張しながら生活しているのだろうか。
そんなマツコに有吉が「ディズニーランドにでも行ってみたら?」と提案すると、意外なことに興味を示したマツコ。「私、ディズニーランドに一回も行ったことがないのよ。」と目を輝かせる。確かにあの現実を忘れさせてくれる夢の国で、マツコとミッキーとのツーショットは想像するだけでワクワク(?)してしまう。
だが「あぁ、でもこの体重じゃ大好きな絶叫系のアトラクションには乗れないのよ。」とマツコは落ち込んでしまった。意外に純真なところがあるマツコだけに、ディズニーランドに行くだけでも楽しめそうなのだが。ただもの凄い人だかりができそうで、やっぱりミッキーにもマツコは気を遣ってしまうのかもしれない。
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