(CNN) 米誌アドボケートは12日までに、最も「同性愛度」が高い全米ランキングを掲載し、ユタ州の州都ソルトレークシティーを首位に選んだ。
同誌は性的な少数者向けの雑誌として知られ、今回のランキングは同性愛者が集まる書店の数、選挙で選ばれ公職に就いた同性愛者、両性愛者や性転換者の数、男性の同性愛者の国際大会の準決勝進出者の数、「ヌードヨガ」レッスンがあるなど独自の「非科学的」な基準によって作成した。
ただ、他都市と比べソルトレークシティーに同性愛者らの数が多いことを意味せず、2010年の国勢調査によると同市に居住する同性愛カップルの家庭は1000世帯当たり15.36の比率で、全米1415都市で81位となっている。また、11位に選ばれたアーカンソー州リトルロックの比率は7.51で392位だった。
今回のランキング調査では、サンフランシスコ、ボストン、マイアミやニューヨークなど同性愛者が多い大都市は除外されている。
ユタ州の同性愛者の権利擁護団体「ユタ・プライド・センター」の責任者はランキングで首位に選ばれたことについて「ユーモアもまじえて選んだのだろう。しかし、現実を見るなら解決すべき課題を抱えている」と差別などに依然直面していることを示唆した。
ランキングで上位10位に入ったほかの都市は、フロリダ州オーランドが2位で、マサチューセッツ州ケンブリッジ、フロリダ州フォートローダーデール、ワシントン州シアトル、ミシガン州アナーバー、ミネソタ州セントポール・ミネアポリス、テネシー州ノックスビル、ジョージア州アトランタ、ミシガン州グランドラピッズと続いた。
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