■ゲイニュース:マレーシア元副首相、同性愛裁判で無罪
マレーシアのクアラルンプール高等裁判所(一審)は9日、同性愛の罪で訴追されていた野党指導者アンワル・イブラヒム元副首相(64)に対して無罪判決を言い渡した。年内に想定される総選挙で、1957年の独立以来一貫して政権を握る与党連合・国民戦線(BN)に挑む野党連合・人民連盟にとって、追い風になる可能性がある。
アンワル元副首相に対する訴追内容は2008年に当時の部下(26)に同性愛行為を強要したというもの。イスラム教徒が多い同国では同性愛自体が違法で、有罪になれば最高で懲役20年とむち打ち刑が科される可能性があった。
高裁は同日「元部下の証言だけでは証拠不十分」とし、事前予想を覆す無罪判決を出した。アンワル氏は高裁前に集まった数千人の支持者を前に、「裁判所の政治からの独立と正義が証明された」と勝利宣言。検察側は「(控訴の是非について)対応を検討する」とコメントした。アンワル氏をめぐる同性愛裁判は2度目。前回の裁判では最高裁まで争った末、04年に逆転無罪判決が確定している。
アンワル氏はかつては政権ナンバー2としてマハティール元首相の後継者として確実視されていた。しかし元首相とアジア金融危機への対応策をめぐり対立、政権から追放され野党に転じた。
08年3月の前回総選挙で野党連合は下院議席を3倍以上に増やし、アブドラ前首相の引責辞任につなげた。アンワル氏の逮捕、起訴は総選挙の数カ月後だったため、「政治的陰謀」とも指摘された。
次回総選挙での下院過半数死守が求められるナジブ現首相(BN議長)にとってアンワル氏は最大の政敵だ。堅調な経済情勢を追い風に早期解散が見込まれていたが、同国政治学者のウィー・キーベン氏は「今回の無罪判決で、総選挙の時期を遅らせざるをえない」とみる。
一方、「与党にとっては『政権の弾圧と戦う闘士』としてのイメージが固まる有罪判決が最悪のシナリオだった」(地元メディア)との見方もある。アジア屈指の政治的安定を経済の高成長につなげてきたマレーシアの総選挙の時期と結果は混沌としてきた
本命パートナー探しなら出会いサポート万全のサムライスタイルで♪純愛恋活応援サイトです★
アンワル元副首相に対する訴追内容は2008年に当時の部下(26)に同性愛行為を強要したというもの。イスラム教徒が多い同国では同性愛自体が違法で、有罪になれば最高で懲役20年とむち打ち刑が科される可能性があった。
高裁は同日「元部下の証言だけでは証拠不十分」とし、事前予想を覆す無罪判決を出した。アンワル氏は高裁前に集まった数千人の支持者を前に、「裁判所の政治からの独立と正義が証明された」と勝利宣言。検察側は「(控訴の是非について)対応を検討する」とコメントした。アンワル氏をめぐる同性愛裁判は2度目。前回の裁判では最高裁まで争った末、04年に逆転無罪判決が確定している。
アンワル氏はかつては政権ナンバー2としてマハティール元首相の後継者として確実視されていた。しかし元首相とアジア金融危機への対応策をめぐり対立、政権から追放され野党に転じた。
08年3月の前回総選挙で野党連合は下院議席を3倍以上に増やし、アブドラ前首相の引責辞任につなげた。アンワル氏の逮捕、起訴は総選挙の数カ月後だったため、「政治的陰謀」とも指摘された。
次回総選挙での下院過半数死守が求められるナジブ現首相(BN議長)にとってアンワル氏は最大の政敵だ。堅調な経済情勢を追い風に早期解散が見込まれていたが、同国政治学者のウィー・キーベン氏は「今回の無罪判決で、総選挙の時期を遅らせざるをえない」とみる。
一方、「与党にとっては『政権の弾圧と戦う闘士』としてのイメージが固まる有罪判決が最悪のシナリオだった」(地元メディア)との見方もある。アジア屈指の政治的安定を経済の高成長につなげてきたマレーシアの総選挙の時期と結果は混沌としてきた
本命パートナー探しなら出会いサポート万全のサムライスタイルで♪純愛恋活応援サイトです★