ゲイニュース：絶賛の嵐!ダレン・クリスのデビュー

人気ミュージック海外ドラマ「glee/グリー」シーズン2で、ゲイの生徒ブレイン・アンダーソン役を演じているダレン・クリスが、ついにブロードウェイ・デビューを飾った。

ダレンが出演しているのは、「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル公演され、昨年トニー賞を獲得した人気作「努力しないで出世する方法(原題:How to Succeed in Business Without Really Trying)」というブロードウェイ・ミュージカルである。

これは、「努力しないで出世する方法」という本を手に入れたビルの窓ふき青年フィンチが、その教え通りにふるまい、あれよあれよという間に出世していくという、ミュージカルには珍しい現実的なサクセスストーリー。

初めてのブロードウェイの舞台にダレンはかなり緊張していたようだが、米New York Daily Newsは「ダレンは機敏なダンスで観客を魅了した。劇中で使用される"Grand Old Ivy"という曲をトリッキーな振り付けで踊ってみせたり、フィナーレの"Brotherhood of Man"という複雑な曲でさえ、呼吸をしているだけかのように簡単に歌って見せたりした」と絶賛している。

ダレンはインタビューで「サポートしてくれる共演者やスタッフに恵まれて、とてもラッキーだと思っている。子供のころからの大きな夢が叶って、素晴らしい気分だよ。ブロードウェイに出会って人生のすべてが変わったんだからね」と感慨深げだった。

ダレンがミュージカルに出演するのは、1月3日から22日までで、その間「glee」の撮影を1話か2話程度、休むことになる。

しかし、ダレンは1月24日に全米で放送予定されている「glee」マイケル・ジャクソン・トリビュート・エピソーには、絶対出演したいと思っていたようで、舞台の練習の合間を縫って、わずか4日間でスピード収録したという。

マイケル・エピソードではソロで歌うことも決まっており、ダレンは「収録はあわただしくてクレイジーだったけどスリルがあったよ。マイケルの曲はどれもかっこいいから完璧にやりたかったんだ」と語った。

シーズン3からレギュラーに昇格し、「glee」の中でも抜群の存在感を見せているダレンは、ブロードウェイでのパフォーマンスも絶賛され、まさに引っ張りだこ。2013年公開予定の新作コメディ映画「Imogene」で銀幕デビューも決まっており、より一層の飛躍が期待されている。

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