■ゲイニュース:男らしくない行為は御法度のアメリカ
アメリカには学生時代の交換留学で1年近く滞在していたこともあるし、社会人になってからも出張でしょっちゅう来ていたので、日常生活の中でそれほど驚くこともないのですが、「ゲイではない男性の男らしくない行為は御法度」というルールの再発見はその数少ない例外であります。
たとえば日本では、若い男性が友人の服装をさして「あ、そのシャツ、かわいいね」と言っても普通に褒め言葉ですが、アメリカで同様のことがあった場合には「なんだよ、その女かゲイみたいな格好は」という揶揄が込められた表現になります。
また「ブーツの中にジーンズの裾をいれてはく」「体にぴったりの水着をはく」といったヨーロッパの男性では時折見かける行為も、普通のアメリカ人男性はしません。
僕が今回もっとも驚かされたのが、「男らしくないと思われかねないことをしない」というのが、アメリカ人男性にとっても自然に身に付いた動作ということではなく、かなり無理をしてでも努力して守っている社会的規範なのだ、という事実の発見です。
たとえば、僕は日常生活で日本から持ってきたトートバッグを使っていますが、普通のアメリカ人男性は使いません。
ブリーフケースか、バッグパックのような、「男らしいカバン」を使うか、カバンはいっさい使わず荷物はそのまま手に持ったりポケットに入れたりします。
「トートバッグは便利だと思うけど、自分が使うのは居心地が悪い」と職場の同僚のアメリカ人男性たちは皆、口を揃えて言います。
「男は男らしくあらねばならない」という規範の強さを、テキサスやコロラドではなく、全米一リベラルな街とされるサンフランシスコで十分に実感出来るということも、アメリカにおけるこのルールの効力の強さを示しています。
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