Facebookのいいね!をつけた対象によってセクシャリティーが明らかになることが、新たな研究により示唆されている。
ケンブリッジ大学の研究者らは、宗教・政治・人種・性的嗜好を予測するアルゴリズムを使用。
PNAS紙に公表されたアルゴリズムを用いることで、研究対象の男性がゲイであるか否かが88%の正確さで判断できることが証明されている。
また、黒人のアメリカ人と白人のアメリカ人のいずれかを95%の正確さで、共和党と民主党贔屓のいずれかを85%の正確さで判断出来ることが証明されている。
同研究には58000人のアメリカ人ボランティアが参加、参加者はFacebook上の「いいね!」と人口学的情報に加え、性格特性を明らかにする目的の心理検査結果を提出してもらった。
おびただしい数のいいね!がアルゴリズムに取り込まれ、心理検査結果の情報との照合処理がされた。
そのアルゴリズムは、音楽やテレビ番組などに関する膨大の数のいいね!を統合し、性格特性をつくりあげた。
研究代表者であるデイビッド・スティルウェル氏は以下のように述べている。
「男性が同性愛者かどうかを予測するには、NO H8キャンペーン(カリフォルニア州における同性同士の結婚を禁止する憲法改正『Proposition 8』(2008年11月4日可決)に対し、カメラマンAdam Bousk氏とそのパートナーJeff Parshley氏により行われた写真プロジェクト)、MACコスメティックス、ミュージカル『ウィキッド』が良い指標になるし、ウータン・クラン(アメリカのヒップホップ系アーティスト)やシャキール・オニール(元NBA選手)、昼寝後にぼんやりしている、といったものがヘテロセクシャルの良い指標となる。」
その程度のことであれば多くの人を驚かせることはないだろうが、研究成果として驚くべき事実が明らかにされている。
「フライドポテトへのいいね!は知性の高さと相関関係にあり、映画『ダークナイト』が好きな人はFacebook上の友達が少ない傾向にある」と、スティルウェル紙は語っている。
同研究報告は、広報担当者の注意をひく謳い文句のようなものかもしれないし、プライバシーを考慮する人への警鐘かもしれない。
同研究プロジェクトを先導して行ったマイケル・コジンキー氏によると、
「僕はFacebookみたいな新しくて素晴らしいテクノロジーが大好きだし、頻繁に活用している。ページを開けばオススメの本を教えてくれることや、自分のニュースフィードに最も関連のある投稿をFacebookが選んでくれることを評価しているよ。」
「でも、同じデータやテクノロジーが政治的見解や性的嗜好を予想するために用いられる状況は想像出来るし、それによって自由や生活をも脅かされるかもしれない。」
「こういった事態が起こりうるかもしれないというだけなら、デジタル・テクノロジーの利用を人は止めないだろうし、個人と団体との信頼関係を損ねるまではいかないだろうね。」
掲載元:
STAGPASS
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