あまりにも整った容姿のせいか、これまで「ゲイなのでは…?」との噂が絶えなかった俳優ヒュー・ジャックマン(44)。そんな彼がエンタメ誌『The Hollywood Reporter』のインタビューに応じ、その胸中を明かしてくれた。
どういうわけか「本当はゲイのはず」といった噂の絶えない俳優ヒュー・ジャックマンだが、本人そして13歳年上の妻デボラ=リー・ファーネス(57)はこれが嫌で仕方がないようだ。このたび人気エンタメ誌『The Hollywood Reporter』のインタビューに応じたヒューは、以下のようにその思いを明かしている。
「最近も、妻デボラが(ゲイの噂で)嫌な思いをしたばかりさ。こんな風に言ってたよ、"大きな記事になっている、あちこちに書かれているじゃない!"ってね。」
この発言のあと、映画『X-メン』のプロデューサーを務めるローレン・シュラー・ドナーも以下のように発言し、夫婦仲について言及している。
「2人がハリウッドに移ったころから知っているわ。これまで5回もヒューの映画撮影現場で一緒に働いたけれど、浮気したり他の誰かに色目をつかう姿は見たことがないの。」
「舞台『Oklahoma!』にヒューが出演したときに出会ったんだけど、その時も奥さんに夢中だった。彼は今も奥さんに恋をしているのよ。」
愛妻家のヒューは、役を選ぶ際にはまず家族との時間を確保できるかを確認するという。エージェントにも「家にきちんと帰れなければダメだ」と告げてあるといい、失読症といった学習障害に苦しむ養子オスカー君(12)のためにも家族に寄り添っていたいと明かしている。
そんなヒューだが、ハリウッド俳優なら誰もが切望する大役を蹴ってしまった経験が何度かあるそうだ。大ヒット映画『シカゴ』でリチャード・ギアが演じた役のほか、かの「ジェームズ・ボンド」役にもヒューの名前があがっていたというが、ボンド役については「アクション俳優としてのイメージが固定するのを避けたい」という理由で断ってしまったらしい。
ゲイの噂は絶えないが、ヒューは妻ひとすじの「ストレート」、そしてキャリアも申し分ない状態にあることは間違いない。ちなみに容姿端麗な俳優が「ゲイなのでは?」と疑われることはよくあることで、俳優ジョージ・クルーニー(51)もゲイ説が囁かれ続けているひとりである。ヒューに関してはかなり昔からゲイと勘違いされることを恐れていたとのことだ。
子供時代からミュージカルが大好きだった彼は、「そんなことを言ったらゲイだと思われると考えて怖かった」と明かしたこともある。あまりにも噂を嫌うためますます疑われてしまうヒューだが、前述のジョージにいたっては「俺は"そんなの嘘だ!"と大騒ぎしたりしない。ゲイコミュニティに属する良き友人たちに対してフェアじゃない」、「俺にとってはどうだっていいことさ」と余裕綽々たる態度である。この堂々とした先輩を見習えば、生真面目な男ヒューの人生ももっと楽になるのかも…?
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