法政大学の教授がツイッターで同性愛を揶揄するような投稿をし、騒動になっている。
性や恋愛の問題も扱ってきた心理学専門の教授ということもあって、アカウントあてには批判が殺到、教授が謝罪する事態となった。
「ロリコンや熟女マニアもサポートだな」
問題となっているのは、法政大学文学部心理学科の越智啓太教授のツイートだ。
2013年1月5日、ツイッター上に「同性愛サポートだと…神奈川県はじまったな」という文章とともに、横浜市を拠点に活動するNPO法人「SHIP」が作成した、セクシャルマイノリティー用相談ホットラインを紹介するポスターの画像が投稿された。
これを見たと思われる越智教授が6日、「神奈川県、同性愛サポートか〜次はロリコンとか熟女マニアとかもサポートしなくちゃな」とツイートした。
すると、「性癖と混同されてもなぁ…。とりあえずこの方の中でこれら三つは同列らしい」「性指向と性嗜好の違いをご存知無いようですね。曲がりなりにも教授という立場の方が、偏見を広めるようなことをなさるのはどうかと思いましたので、抗議致しました」「これが学者の言うこと?同性愛を茶化すような言い回しといい認識の甘さといい、浅学が透けて見えるよね…」など、非難のツイートが続々と寄せられた。
越智教授はこのツイートを削除し、7日に「先日、性嗜好と性指向を混同したツイートをしてしまいました。すみません。完全に私が間違っていました」と謝罪。直接批判を寄せてきたユーザーにも、弁解と謝罪を返信している。
「同性愛については差別反対の立場を取ってきた」
さらに越智教授は、
「自分ではこの問題については、差別反対の立場を取り授業などでもそのような発言をしてきたのですが、考えがまだ足りませんでした。多くの方を不快にしてしまったことをお詫びするとともにこの問題についてより真摯に取りくむことをお約束いたします」
と、過去に同性愛への偏見に反対する意見をしていたことを明らかにした。
越智教授は犯罪心理学を専門としており、性犯罪の論文を多数執筆したり、デートDVに関する講演を行ったりと、恋愛や性に関する問題でも活躍している。さらに公式サイトでは、刑事ドラマの監修やバラエティー番組にコメンテーターとして出演した実績が紹介されており、業界ではかなり名の知れた教授らしい。それだけに、今回のツイートは「見識が甘い」として批判の対象になってしまったようだ。
掲載元:
Jcastニュース
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