■ゲイニュース:カミングアウトで悩んでいる時に読んでおきたい本
【相談者:30代男性】
僕はゲイで、未だに両親や知人に自分がゲイであることをカミングアウトできていません。この前も、職場の上司に結婚の話を振られたばかりで、どう答えていいのか迷ってしまったばかりです。こんな状態の場合、一体どうすればいいのか。カミングアウトについて、なにかオススメの本などあったら教えてください。
●A.ゲイ・レズビアン向けですが、セクシャリティ問わずオススメしたいのが『カミングアウト・レターズ』です。
初めまして。ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。 カミングアウトについては、過去の記事『カミングアウトのメリットとデメリットって?』でも取り上げさせていただきましたが、今回はカミングアウトに関するオススメの本の紹介ということで、改めて同テーマについて触れていきたいと思います。どうぞ、過去の記事と合わせてご覧くださいね。
質問者さんのように、家族や知人、職場の人にどう自分のセクシャリティを公言するのか。同性愛・性同一性障害問わず迷う方は多いかと思いますが、そんな時にオススメしたいのが『カミングアウト・レターズ~子どもと親、生徒と教師の往復書簡〜』(編者:RYOJI+砂川秀樹 発行:太郎次郎社エディタス)です。
この本では、実際に自分が同性愛者であることをカミングアウトする手紙と、それに対する返事(カミングアウトを振り返る手紙)が記されており、互いの関係は18歳から82歳までの子と親、生徒と教師。さらには、カミングアウトを考えている方へ、またカミングアウトを受けた方へ、どうすればいいのか。その方法について、とても分かりやすく書かれた本になっています。
特に私がこの本を読んで感銘を受けたシーンは、息子から、「自分はゲイだ」と告白されたことに対する親の(手紙による)返答です。親御さんによっては、まるで、「俺、人を殺してしまった」と言われたように響いた、と返事をしている一方で、「幸せになれるよね? あなたのかたちでいい。幸せになりなさい」と自分の子どもを認め、なお親として子どもの背中を後押しするひと言には、ゲイではない私も思わず涙せずにはいられませんでした。
本書はゲイ・レズビアンの方に向けて書かれた内容ですが、セクシャリティかかわらずカミングアウトすることを迷っている方にとって、当事者の声には共感でき、カミングアウトされた親御さんの言葉は、きっと力強いものになることに間違いないでしょう。
ほかにも、私が、「なるほど」と感じた言葉が、「カミングアウトは(相手との)絆を結び直す行為」だということ。これはすべてのケースに当てはまるか分かりませんが、カミングアウトの障害は往々にして、個人のセクシャリティの問題ではなく、そもそも相手との人間関係……もっといえば、これまでどのようにコミュニケーションを取ってきたのか。それが良くも悪くも表立つことではないのか、と明示された瞬間、「たしかに、それはあるかもしれない……」と目から鱗でした。
このようにカミングアウトすることを迷っている方には、ぜひ一読して欲しい『カミングアウト・レターズ』。自分のセクシャリティに迷っている方はもちろん、これから親や教師になる異性愛の方にもオススメできる一冊になっていると思いますので、ご興味のある方はこの機会に読んでみてくださいね。
掲載元:マイナビNEWS
本命パートナー探しなら出会いサポート万全のサムライスタイルで♪純愛恋活応援サイトです★
僕はゲイで、未だに両親や知人に自分がゲイであることをカミングアウトできていません。この前も、職場の上司に結婚の話を振られたばかりで、どう答えていいのか迷ってしまったばかりです。こんな状態の場合、一体どうすればいいのか。カミングアウトについて、なにかオススメの本などあったら教えてください。
●A.ゲイ・レズビアン向けですが、セクシャリティ問わずオススメしたいのが『カミングアウト・レターズ』です。
初めまして。ライターの雪見かおるです。ご質問ありがとうございます。 カミングアウトについては、過去の記事『カミングアウトのメリットとデメリットって?』でも取り上げさせていただきましたが、今回はカミングアウトに関するオススメの本の紹介ということで、改めて同テーマについて触れていきたいと思います。どうぞ、過去の記事と合わせてご覧くださいね。
質問者さんのように、家族や知人、職場の人にどう自分のセクシャリティを公言するのか。同性愛・性同一性障害問わず迷う方は多いかと思いますが、そんな時にオススメしたいのが『カミングアウト・レターズ~子どもと親、生徒と教師の往復書簡〜』(編者:RYOJI+砂川秀樹 発行:太郎次郎社エディタス)です。
この本では、実際に自分が同性愛者であることをカミングアウトする手紙と、それに対する返事(カミングアウトを振り返る手紙)が記されており、互いの関係は18歳から82歳までの子と親、生徒と教師。さらには、カミングアウトを考えている方へ、またカミングアウトを受けた方へ、どうすればいいのか。その方法について、とても分かりやすく書かれた本になっています。
特に私がこの本を読んで感銘を受けたシーンは、息子から、「自分はゲイだ」と告白されたことに対する親の(手紙による)返答です。親御さんによっては、まるで、「俺、人を殺してしまった」と言われたように響いた、と返事をしている一方で、「幸せになれるよね? あなたのかたちでいい。幸せになりなさい」と自分の子どもを認め、なお親として子どもの背中を後押しするひと言には、ゲイではない私も思わず涙せずにはいられませんでした。
本書はゲイ・レズビアンの方に向けて書かれた内容ですが、セクシャリティかかわらずカミングアウトすることを迷っている方にとって、当事者の声には共感でき、カミングアウトされた親御さんの言葉は、きっと力強いものになることに間違いないでしょう。
ほかにも、私が、「なるほど」と感じた言葉が、「カミングアウトは(相手との)絆を結び直す行為」だということ。これはすべてのケースに当てはまるか分かりませんが、カミングアウトの障害は往々にして、個人のセクシャリティの問題ではなく、そもそも相手との人間関係……もっといえば、これまでどのようにコミュニケーションを取ってきたのか。それが良くも悪くも表立つことではないのか、と明示された瞬間、「たしかに、それはあるかもしれない……」と目から鱗でした。
このようにカミングアウトすることを迷っている方には、ぜひ一読して欲しい『カミングアウト・レターズ』。自分のセクシャリティに迷っている方はもちろん、これから親や教師になる異性愛の方にもオススメできる一冊になっていると思いますので、ご興味のある方はこの機会に読んでみてくださいね。
掲載元:マイナビNEWS
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