アメリカのゲイのある集団がゲイ・セラピストらを詐欺行為で起訴、同性愛を治療する手法は医学的行為でないとして糾弾している。
11月28日、ニュージャージーで提訴された訴訟で、JONAHがゲイの人たちをストレートへ変える事が出来ると虚偽を伝えていたことが主張された。
原告によると、JONAHは科学的に立証された方法、その中には裸になり母親の肖像を殴りつける行為も含まれる、を用いて同性愛的な願望を取り除くことが出来ると、4人の男性に断言していたとのこと。
おそらく最も珍妙なセラピーとして、下着を脱ぐ前に2つのオレンジをしぼったジュースを患者に飲ませることが挙げられる。
原告の男性らはセラピーを受ける過程で気分を害しそのままの気分を引きずっていることを主張した。セラピーは最低限のものとして毎週ある個別カウンセリングが100ドル、集団セラピーが別途60ドルの費用がかかる。
セラピーにより彼らの感情に変化が及ぶと、JONAHはそれを彼ら自身のせいにした。
この種の訴訟としては初めてになるだろう今回の民事訴訟で、ニュージャージーシティの非営利組織(JONAHを指す)は消費者詐欺防止法の元で違反行為を行っていると起訴される。
原告側の弁護士、サム・ウォルフ氏は記者会見でJONAHの行った方法が良心に背くものであり詐欺であると述べたことを、ルーターは報告している。
サム氏は続ける。
「被告はアンチゲイの疑似科学を売り物にし、ゲイの人たちがひどく不快な存在で錯乱していると中傷した。」
今回の訴訟は、通称 "修復セラピー(ゲイをストレートにするセラピーのこと)"に対してメスを入れた最新の動きである。
今年9月、カリフォルニアは他の州に先駆けゲイの人たちに対するゲイ治療を禁止した。
その法案は上院議員テッド・リュー氏により発起され、精神科医や教会関係者らがゲイからストレートへの転換や修復セラピーを行うことを禁止するものである。そのような転換や修復セラピーは、世界保健機関によると危険で虐待につながると言われている。
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