台湾の台北市で10月27日、アジア最大規模のゲイパレード「台湾同志遊行」が開催された。今年は10回目で、参加者や見物客は5万人超。
「毎年500人前後は来る日本や香港なんかと比べ、中国は人口の割にもっと少ない。ゲイに保守的な韓国からも100人程度だけど」とは、毎年見物している日本人会社員(41)だ。
それでも去年よりは増えた。中国から台湾への個人旅行は昨年、北京、上海など3都市のみ解禁。今年はさらに南京、成都、西安、深センなど10都市から可能になった。「ビザも300元(約4000円)と高くないし、一昨年と比べたら個人旅行ももう難しくない。パレードのことは中国でも年々知られてきてるし、噂は広まり、来年以降はもっと中国人ゲイが押し寄せてくると思うよ」
こう明かす北京のエリート金融マンF氏(28)は、尖閣問題について「あの島のことを学校で教わったことはない。ネットで知った」と言う。中国では1980年代以降に生まれた彼らの世代を「八零后(80年後)」と呼び、日本の「ゆとり世代」のように"困ったちゃん扱い"されている。
「あの島が中国のものと洗脳してるのは学校じゃなく、政府にコントロールされたメディア。これは確か。多くの社会問題から国民の目をそらすため政府が利用してるだけで、思うに大半の中国人は、なんで日本と対立してるかも分かってない。で、政府も本当に島がほしいなんて思ってない。中国はこの20年で、ロシアやインドといった近隣国に、あの島よりずっと広い領土を取られてきてるしね」
F氏の発言は中国共産党が求める中国人としての愛国心が欠けているようだが、F氏に言わせれば、国や経済を支える年配世代のほうが"困ったちゃん"だ。
「特に35歳以上の中国人って、ルールに従わず不作法。ちゃんと教育を受けられず愛国心ばっか叩き込まれてきて、おまけにすぐ怒るから、政府に利用されやすい。次の世代の中国はかなり良くなるよ」
台北ゲイパレードに参加した中国人は「八零后」世代が中心だ。「中国人ゲイの8割は親日ですよ。日本製品や服のブランド、ポルノが好きだから。どの国でもゲイは柔軟で、気にするのは相手の顔と体だけでしょ(笑い)」とF氏。
台北で毎秋恒例の"平和的"パレードに中国人参加者が増えれば増えるほど、日中関係も良くなりそうだ。
掲載元:
東スポ
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