ゲイのイギリス軍兵士、ジェームズ・ワートン氏がこの度、英軍で過ごした10年間について一冊の本を出版することになった。
ウィリアム王子とケート・ミドルトンとのロイヤルウェディング(王室の結婚)といった高貴な任務のことから、同性愛嫌悪を含んだ攻撃にさらされ悪意をもって打ちのめされたことがある劣悪な経験まで、ワートンは著書の中で披露する予定。
ワートンによると、軍隊でのこの10年間に対し証言を残し、同性愛者としての平等を変革していく作業にしていくことが、著書の目論見であるらしい。
ワートンは以下のように述べている。
「私には1つの旅が見える。軍隊に入ったときから困難と葛藤はつきものだったし、この10年の軍隊生活の中でそれが元の鞘におさまっているのが分かる。僥倖とも思える記憶はあるけど、それだけで著書を書き終えるのはたやすくはないでしょう。」
イラクの歴戦兵士であるワートンは、ゲイやレズビアンを解雇することを軍隊が止めた直後にあたる16歳の時、軍隊に志願した。
「18歳の時、カミングアウトするかどうかについて決心した。私がずっと考えていたことは、自らの心身の健康だった。
カミングアウトがまさか波紋を起こすだなんて思っていなかったし、自分の周囲を変えるかもしれないとも思っていなかった。でも、何年も時が経つにつれて、自然に、そして偶然に起こったんだ。」
こういった波紋を起こすつもりはなかったけど、起こしてしまったのは分かっている。波紋の行き着く先を見て、自分は事の結末に満足しているよ。だって実際に、自分が入隊した頃と隊を離れた今とでは違いがあることが誰にも分かるし、それこそが私にとっては最も重要なことだから。」
軍人としての10年間を終えたワートンは現在、実生活をよりよく過ごすモデルを学生たちに教えるためあらゆる活動を展開しているストーンウォール・エデュケーションに従事している。
著書『軍人をやめて、ゲイの一兵卒としての生活』は2013年6月に刊行予定。
掲載元:
STAGPASS
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