毎年10月11日は、自分達の性的指向を公にしたレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の人々を祝福する『カミングアウトデー』として国際的に認識されており、多くの国でこの日を祝うイベントやパーティが開催されている。そうしたパーティが行われていたモスクワのゲイバーが、覆面姿の男らによって襲撃されるという事件が発生した。
ドイツのニュースサイト「n.tv」によると、モスクワ中心地にあるこのゲイバーでも11日、多くの客が『カミングアウトデー』を祝っていたが、その最中に突然約20人の覆面姿の男らがバーに乱入。店内の皿やグラスを、その場にいた客達に投げつけるなどして襲撃した。
店員や客達は飛び交う皿やグラスから身を守るためテーブルを壁のように縦に設置し、裏に隠れその場を凌いだものの、それでも4人が襲撃によって負傷した。そのうち3人は病院に運ばれるほどの重傷を負ったと、目撃者であるバーの店員は話している。
この襲撃者らは何者であるか、またこれによる逮捕者の有無などは報告されていない。
ロシアの法律では同性愛は小児性愛と同一視されている。また宗教的な理由などから、ロシアでは現在でも同性愛に対する見方は決して理解のあるものではなく、LGBTの人々は様々な場面で弾圧を受けている。
例えばサンクトペテルブルクでは今年7月に、ゲイそしてレズビアンのためのデモ開催を禁止するという公的な決定が下された。また、やはりサンクトペテルブルクで今年8月にコンサートを開催した歌手マドンナが、その最中にゲイそしてレズビアンの人々の権利を主張するパフォーマンスを行ったことなどに対し、モラルの損害であるという理由で同市の地方裁判所に訴えられるという出来事も発生した。
掲載元:
マイナビニュース
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