俳優・渡部豪太(26)が6日、東京・青山円形劇場で行われた主演舞台『コーパス・クリスティ 聖骸(せいがい)』(訳・演出:青井陽治)のゲネプロに、俳優・窪塚俊介(30)、松田洋治(44)らとともに登場。
「キリストが、現代のアメリカでゲイの若者として育ったら…。ユダと愛し合い、ユダに裏切られて、受難の日を迎えたら…」といった大胆な設定で、ニューヨーク演劇界で大論争を巻き起こしたトニー賞作家、テレンス・マクナリーの問題作。
初の単独主演でキリスト役の渡部は、「気負っているわけでもないですし、肩に力が入っているわけでもありません。皆さんに支えられて立たせてもらって、とても楽にいさせていただいています」とリラックスした表情でニッコリ。
ベテランの松田は、「豪太君のキリストは親しみやすく、かつ厳か。現代的であり、古典的でもある僕たちのリーダーだと思います。新しいカリスマの誕生をお祝いしたいと思います」と渡部の演技を絶賛。
ジュダス(ユダ)役の窪塚は、「連日、1日の休みもなく稽古をしてきて、この夏の思い出を全部、豪太君にとられた感じ。その集大成を発揮していきたい」と、冗談交じりに言うと、渡部が窪塚に体を軽くぶつけ、おどけた表情で和ませるなど、コンビネーションの良さをうかがわせる。
イエス・キリストを演じるにあたり、初めて新約聖書を読んだという渡部は、「世界で一番売れている本だと改めて知りました。読みづらい部分はあったけど、ここ面白いなってところもありました。4つの福音書の矛盾点、何が真実で何がそうじゃないのかなど、真実の価値・意味が分からなくなった。ただ、僕たちが楽しく、厳しく芝居できることが真実なのかなぁ」と、神妙に語った。
窪塚は、「信仰の問題なので、科学的に真実かどうかではなく、信じるか信じないか。(稽古の)初めは、参考書代わりに持って行ったんですけど、途中から、(聖書にとらわれず)捨て去ることが大事だとわかり、ひとつの作品として捕えるようにしました」と、語った。
また、高校時代3年間、礼拝と授業を受けていたという松田は、「(高校の)向かいの劇場でやる因縁を感じます。高校時代を思い出し、気持ちを若返らせて(若い役者さんたちと)やっていきたい」と、笑わせた。
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