アメリカ大統領選挙をめぐっては、アメリカの世論を真っ二つに割っている同性同士の結婚が争点となっている。大統領として初めて同性婚の支持を公約としたオバマ大統領だが、その決定は選挙の勝敗の行方にどんな影響を与えるだろうか。ニューヨーク支局・柳沢高志記者が取材した。
2日、ニューヨークで結婚式が行われた。式を挙げるのは2人の「新郎」ケビンさん(59)とエードリンさん(53)で、パートナーとして20年間、共に暮らしていたが、去年、ニューヨーク州で同性婚が合法になったことから、長年の夢だった結婚式を挙げた。
オバマ大統領は民主党の全国大会で、初めて同性婚の支持を公約として掲げた。しかし、これが一部の支持者に大きな衝撃を与えた。特に保守的なアメリカ南部では、キリスト教を熱心に信仰する黒人などが多く、同性婚は受け入れられるものではなかった。
前回(08年)の大統領選でオバマ大統領を支持した牧師は「オバマ大統領には裏切られました。こんな"チェンジ"は望んでいなかった」と話す。同性婚を認めているのは6州だけで、共和党・ロムニー候補は同性婚への反対を公約に掲げている。
今回、オバマ大統領は「この4年間、チェンジがなかった」などと失望感を抱いている支持者に対し、あえて難しいテーマに踏み込むことで決断する姿勢をアピールしたかったとみられる。オバマ大統領の懸けは吉と出るか凶と出るか。今後、激しい議論が行われることになりそうだ
掲載元:
日テレNEWS24
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