今年1月、無事にシアトル・マリナーズとマイナー契約を果たし、開幕時にはメジャーの40人枠、さらには25人の開幕ロースターを勝ち取った川ア宗則選手。
だが、日本のスター選手が、憧れの選手のいるチームだけを求め、異例のマイナー契約を結ぶというあまりに純粋、そして単純な決断は、球界や世間にさまざまな波紋を巻き起こした。
イチロー選手への思いの強さを、川ア選手はこう語る。
「僕が中学生のときに、イチロー選手は日本のプロ野球で大活躍していました。その姿を見て、『プロ野球選手になりたい』と思いました。06年のWBCで一緒にプレーしたときも本当に嬉しかったし、先輩としても素晴らしい人だと思っています」
イチロー選手とプレーしたいと思ったからこそ、今、シアトル・マリナーズにいるという川ア選手。イチローへの憧れが強すぎて、ネット上では「ホモなんじゃないか」という噂も流れているが……。
「アハハ! (地元の)鹿児島の友達にも言われていますし、ネットの評判もしっかりと耳に入っていますよ。『ホモなの?』って聞かれたら、正々堂々と『ホモだよ!』って言い返していますし。『お前、"ホモリン"って呼ばれてるぞ』と言われて、『そうか、ついにホモまで来たか。俺も大したもんやな』と(爆笑)。あ、あんまりバカ笑いしているとヨメに怒られるんです。『もう31歳なのに』って(笑)」
スポーツマンらしい明るさで、疑惑を見事に受け流した川ア選手。憧れの選手と同じチームでプレーできる喜びに、充実しきっているようだ
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