■ゲイニュース：女装消防士の大活躍
消防士というとどんな人物を想像するだろうか？ おそらく多くの人は鍛え上げられたマッチョな身体の男らしい姿を思い描くだろう。
しかし、米ミネソタ州でそんなイメージから180度かけはなれた消防士が激写された。彼らはあでやかなロングドレス姿で消火活動を開始。それがビデオカメラにおさめられ、一躍有名になってしまったのだ。一体なにがあってこのような格好をしていたのか？
この2人の消防士は勤務中にこんな格好をしていたわけではない。この日セントパトリックス・デーのイベントに参加するために女装をしていたのである。2人は、ロングドレスを着てイベント会場に向かう途中、炎上している車を発見。現場を見て、いてもたってもいられず、ボランティアで消火活動にあたっていたのだ。着替える余裕などない。もちろん女装したままでだ。
「火事を見た時はとにかく大変だと思った。しばらく経つまで自分たちがドレスを着てることを忘れていたよ」と消火作業にあたった消防士の1人、テッド・オーバートさんは話す。まさに消防士魂に突き動かされての行動だったのだ。
たまたま現場に居合わせた人物が撮影したビデオには、2人が長いドレスの裾を揺らしながら機敏に動き回って消火作業をしている様子がおさめられている。華やかなドレスに身を包んだマッチョな消防士が消火活動にあたっているという非常にレアだ。なお、彼らの迅速な行動のおかげもあり消火活動は無事に終了したそうだ。
そして、大手メディアのニュースにも取り上げられた2人は一躍有名人となった。まさかこのような形で有名になるとは想像だにしなかったであろう。
とにかくナイスジョブなお2人。たとえドレスに身を包もうとも、いざという時に発揮したプロ根性はすばらしい。彼らが勇敢なヒーローであることは間違いない。
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