■ゲイニュース:ゲイの著名人の人生を変えた映画
米ニューヨーク・タイムズ紙が、同性愛者であることをカミングアウトしている著名人に、「人生を変えたゲイ映画」に関するアンケートを行った。
なかにはレズビアン&ゲイ映画のくくりに入らない作品もある。一般映画に挿入された同性同士のラブシーンや、子どもたちが主人公の「動物と子供たちの詩」を挙げたジョン・キャメロン・ミッチェルのように、ひそかな友情や目配せの瞬間に感銘を受け、勇気をもらったという回答も多かった。
「ミルク」でアカデミー脚本賞を受賞したダスティン・ランス・ブラックは、同作でメガホンをとったガス・バン・サント監督の「マイ・プライベート・アイダホ」を挙げ、この映画のリバー・フェニックスを見たことが、自身のカミングアウトにつながったとコメントしている。
おもに映画演劇界周辺のオープンゲイたちの回答は以下の通り。下記以外に挙げられた作品には、「トーチソング・トリロジー」「Taxi zum Klo」「ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター」「ロングタイム・コンパニオン」などがある。
▽ダスティン・ランス・ブラック(脚本家)
「マイ・プライベート・アイダホ」(91/ガス・バン・サント監督)
▽ジョン・キャメロン・ミッチェル(映画監督、俳優)
「動物と子供たちの詩」(71/スタンリー・クレイマー監督)
▽ジョン・バートレット(ファッションデザイナー)
「ケレル」(82/ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督)
▽アイザック・ミズラヒ(ファッションデザイナー)
「モーリス」(87/ジェームズ・アイボリー監督)
▽リー・デラリア(女優、歌手)
「GO fish」(94/ローズ・トローシュ監督)
▽チェイエン・ジャクソン(俳優、歌手)
「とても素敵なこと/初恋のフェアリーテール(Beautiful Thing)」(96/ヘッティ・マクドナルド監督)
▽コールマン・ドミンゴ(俳優)
「パリ、夜は眠らない」(90/ジェニー・リビングストン監督)
▽マシュー・ブリーン(LGBT雑誌「The Advocate」編集長)
「デストラップ・死の罠」(82/シドニー・ルメット監督)
▽マイケル・ムスト(Village Voice誌コラムニスト)
「真夜中のパーティー」(70/ウィリアム・フリードキン監督)
▽ポーラ・ボーゲル(劇作家)
「ハンガー」(83/トニー・スコット監督)
▽アンドリュー・ホラーラン(作家)
「甘い生活」(60/フェデリコ・フェリーニ監督)
▽ジャスティン・ビビアン・ボンド(パフォーマンスアーティスト)
「Tongues Untied」(89/マーロン・リッグス監督)
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